チャーシューや、豚角煮、ビーフシチューなどの加熱調理済惣菜 だけを、毎回ご利用くださるお客様から、
『こんだけ美味しい惣菜をつくれる工場なのに、なんでインジェクション牛肉なんてつくっているのですか?
美味しい惣菜製品の専門の食品工場になった方が良いと思いますよ。』
とのご意見、または、それに近い内容のご意見を頂く事があります。
2003年頃からインジェクション加工牛肉 『雪華肉』 の製造を始めて、かれこれ6年位になります。 (早いなぁ〜)
(このページは、2009年に作成しました)
今 インジェクション牛肉の事を、(別名) 人口霜降肉とか、牛脂の注入肉などと、いかにも人工的な怪しい偽装肉の様な呼び名で呼称している人もいます。
一般のお客様の内、牛肉商品を気にしていない方は、今そういった加工した牛肉製品があることさえもご存知ありません。
また、人からの又聞きで、変に疑いを持っておられるお客様は、前述の呼び名から、食べたら危険なインチキ牛肉と解釈されている事もあるようです。
現在インジェクション牛肉は、普通の牛肉よりも安価な牛肉(加工品)として利用出来るので、国内のいろんなメーカー、食品工場で大量につくられています。
なんで偏見の目でインジェクション牛肉は評価されるの
かと言うと〜。 |
一般の方は情報が少ない為に、単に牛肉に注射針を使用して牛の脂を注入するだけで、ポンスカ ポンスカ 商品が簡単に出来上がる、極めて単純な、サルでもつくれる加工品と勘違いされているのかも。
サルでもつくれるレベルの加工品だから、きっと不衛生極まりない製造工程でつくられていて、あらゆる種類の人体に有害な添加物が配合されていて食べたら危険なんじゃないか? トカ。
業務店舗のユーザー様から「何でもイイから、モット安くて・やわらかい牛肉はないのか?」との問合わせの際に、販売者側が、ユーザー様になるべく抵抗無く買って貰う為、インジェクション牛肉という事を黙って販売したり、また、表示に小さい字で加工牛肉と記載して分り難くしたりなど、加工牛肉製品について十分な説明をしないから。
また 一般のお客様向けのトレーパック販売の際は、スライスしたインジェクション牛肉と焼肉のタレを混ぜ合わせて、商品の見た目を分り難くしたり、 あげくは
製品ラベルの原材料表示部分も、法に違反しない様に注意しつつ、インジェクション牛肉と焼肉のタレの材料をごちゃ混ぜの記載にして、加工食品についてホントに知識がある人にしか分らない商品表示に仕上ていたりします。
ずうずうしいヤリ手の販売者は、実際の商品を見る事が出来ない通信販売を利用し『 高級霜降肉 』 と銘打って、お客様を鴨にする場合もありました。
( 良識のある販売者は、絶対にそんな事しないでください。)
飲食店舗のステーキメニュー、焼肉メニューで使用されている場合、「やわらかくて、とっても美味しい」とか、「安い価格表示だけ大文字」で、加工牛肉と気付かれ難くしているお店もあるみたいです。
まだまだ加工技術が劣る部分が目立つ分野の製品ですので、製造メーカーによっては、とんでもない品質のものをつくっていて、それらのクレーム品が、全てのインジェクション加工牛肉に対してのイメージを悪くしているのかもしれません。
当社は、食品加工の一工場として言います。
そんなに単純な製造方法の製品なら、当の昔に加工食品として製造されていて、ハム製品の様に一般的な市民権?を得ているのではないですか?
インジェクション加工した未加熱食肉製品なのだから、不衛生な環境でつくる大馬鹿者はいないでしょ。 平成のこの時代に有害な添加物を使用する訳が無いでしょッ
! だいたいそんな事をしている大馬鹿者は、とっくに事故を起こすに決まっているでしょッ と!
お客様にハッキリ説明して販売出来ない商品なら、「 売るな、 出すな 」 と !!
「価格が安いんだから、品質が少々悪くても文句を言うな」 と、お客に開き直るなら、「 製品をつくるな 」 と !!!
自社製品のインジェクション・加工牛肉について、お客様に分り易く、ハッキリとどういう商品か丁寧に説明している会社、工場はほとんどありません。 ( と思います。)
試しに検索で、インジェクション牛肉 と調べても...........えッ ?? です。
みんなズルイと思います。
でも そんな他社から 当社の事を言わせれば、「一般消費者に分り易く説明するほど、売れ難くなる商品アイテムなのに、ナンデ説明するの?」
「 あんた バカぁ?」 と言われているかもしれません。
自分が、買う側だったら、安いとか、やわらかいとか言う前に、どういう風につくった商品なのかを教えて貰いたいと思います。 美味しい とか 安いの
ウンヌンは、その後の話だと思います。
商品について教えて貰えなくて、その時 自分が気が付かなくて、買った後になって初めて気が付くほど、気持ちが傷付く事はありません。
暫く気分が下がります。 ガッカリです。
だから加工牛肉の評価に影響が出て来るんだと思います。
前置きが長くなって誠に申し訳ありませんでした。
当社は、そんなインジェクション牛肉 (雪華肉)を、「 加工牛肉です。」 と きちんとお客様に説明して、尚且つ、ドンだけ美味しいインジェクション牛肉を実現出来るか挑戦する為に、商品ブランド名 『 雪華肉 』 をつくり始めました。
製造過程において、インジェクション加工という方法を利用する事は、現在の市販のハム製品と同様です。
でもハムの様に加熱処理まで行う事は無く、未加熱の状態の製品としてつくり、お客様が焼成して召し上がるという部分では、ハム製品とは大きな差があります。 というよりも、食肉加工製品として根本的に比較になりません。
う〜ん 例えるなら、 今国内には、沢山のハム製品が販売されています。 同じハム製品でも、不味いハムもあれば、美味しいハムもございます。
将来の話で恐縮ですが、 訳の分らないほど不味いインジェクション牛肉もあれば、メチャメチャ美味しいインジェクション牛肉もきっと販売されていると思います。
当社は、食品工場として将来上記の二者選択を考えた場合、メチャメチャ美味しい方をつくっている食品工場になりたいと思いました。
お客様の為に、常に美味しい食品アイテムをつくる食品工場として、そうありたいと思いました。
( でも食品ですので、不味い方と比較して美味しい方が、それほど価格に差が出せるほど利益が取れるとは思っていません。)
将来の食品市場においての必要性と、上記の理由があってインジェクション牛肉/雪華肉をつくり始めました。
安全で、安くて、美味しい インジェクション牛肉! かんたんな様でいて、つくるのは結構大変な商品でもあります。
★追伸
Q1 『美味しい雪華肉とは、どの様な肉と比較して美味しいと判断するの?』 とお客様から質問される事があります。 ノー プロブレムです! ぜんぜん当たり前に考えて頂いてかまいません。
同じ価格帯の生鮮牛肉(そんなに安い牛肉はナイヨッ! という時は、同じ価格帯の豚肉や鶏肉でもOKです!)と比較してお召し上がりになって、味、風味、食感など総合的に考た結果を解釈・判断して頂ければ宜しいかと思います。
「 この価格で、もう一度食べるとしたらどちらが宜しいでしょうか。」 でOKです。
Q2 『この加工牛肉は、食べても大丈夫ですか?』 との質問を受ける事がたまにあります。 そんな時は、”絶対に” そのお客様に雪華肉をお勧め致しません。
なぜなら そのお客様にとって雪華肉を召し上がること自体、決して美味しい食事に繋がらないからです。
心配しながら食事をする事。 疑いながら食べものを召し上がるという行為は、精神の衛生上けっして好ましい事ではないからです。
たとえどんなに美味しい料理であっても、そのお客様が気分良く満足感を得られないと考えます。
ですので、絶対に雪華肉をお勧めする事はありません。
『食べたい!』 と思って食べる。 これに勝るものはありません。
★ご注意★
富裕層のお客様には、雪華肉をお奨め致しません。 高級和牛の味覚をベースに召し上がっても、ガッカリするだけですから。
雪華肉(加工調味牛肉)は、和牛の肉ではありません。ホンモノの高級霜降り肉でもありません。 加工牛肉です。
現在のところ、マダマダそのレベルです。 今後も調味加工を研究し、努力致します。
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